令和6年度 ZEH情報 トピックス

戸建・補助金

令和6年度ZEH補助事業 複数年度事業について

2024年10月31日

戸建ZEH支援事業では、11月5日から複数年度事業の公募を開始します。そこで今回は、複数年度事業についてご紹介します。
単年度事業との違いについても記載しておりますので、申請時の参考としてご活用ください。

  • 実際に補助金に申請する際は必ず公募要領を確認のうえ、ご申請ください。

複数年度事業とは

複数年度事業とは、2か年で完了する事業のことを指します。
複数年度事業における1年目を「本年度」、2年目を「後年度」と呼び、年度ごとに補助金の支払いを行います。

<各年度の補助対象及び補助金額>

年度

補助対象

補助金額

備考

本年度(1年目)

BELS取得に係る費用

一律5万円

  • 地域区分・建物規模によらず全国一律
  • 交付要件を満たす場合に限り、Nearly ZEH、
    Nearly ZEH+、ZEH Orientedも同額の補助金とします。
  • BELS取得に係る費用のみ、又は後年度(2年目)の
    高性能断熱外皮、高性能設備のみの申請は受付けません。

後年度(2年目)

高性能断熱外皮(断熱材、窓)
高性能設備に係る費用

ZEH:50万円

ZEH+:95万円

  • ZEH+のハイグレード仕様及び追加設備にかかる補助金の加算は後年度(2年目)の補助対象です。
    ZEH、ZEH+の詳細はこちら
    ZEH+ハイグレード仕様の詳細はこちらをご覧ください。

なお、複数年度事業の申請に関して、以下は認められませんのでご注意ください。

  • 本年度(1年目)の交付決定時に定めた補助対象住宅の区分(ZEH又はZEH+)の変更
  • 後年度(2年目)の補助金額が、本年度(1年目)の交付決定時に定めた金額を超えること
  • 本年度(1年目)のみ、後年度(2年目)のみの申請
  • 後年度(2年目)に補助事業を継続しないこと
    ※必ず2か年で事業を完了させる必要があります。

複数年度事業の流れ

複数年度事業では、各年度ごとに補助金の交付申請を行い、交付決定を受ける必要があります。
各年度の事業の流れについては以下の通りです。

<複数年度の事業フロー>

本年度(1年目)はBELSの取得をもって事業完了とします。交付決定前のBELSの取得は認めていません。
補助対象工事の着手は、後年度(2年目)の交付決定後から可能です。
ただし、本年度(1年目)の完了実績報告時に「翌年度補助事業開始承認申請」を期日までに提出し、SIIの承認を受けた事業は4月1日以降、後年度(2年目)の交付決定前に事業着手が可能です。また、補助対象外となる基礎工事については、後年度(2年目)の交付決定前に着手することができますが、基礎と断熱を一体で施工する場合は、補助対象工事に該当するため交付決定前の着手はできません。

単年度事業と複数年度事業の違い

 単年度事業と複数年度事業では以下の点で違いがあります。

<単年度事業スケジュール>

公募区分

公募締切

中間報告

最終事業完了日

事業完了

補助金の支払い方法

単年度事業

2025年1月7日(火)
17:00まで

あり

2025年1月27日(月)

年度内に事業完了

一括交付

<複数年度事業スケジュール>

公募区分

公募締切

中間報告

最終事業完了日

事業完了

補助金の支払い方法

複数年度事業
本年度(1年目)

2025年1月7日(火)
17:00まで

なし

2025年1月31日(金)

2か年で事業完了
(BELSの取得まで)

年度ごとに交付

複数年度事業
本年度(2年目)

2025年5月7日(水)
17:00まで

2025年10月17日(金)

2か年で事業完了
(工事完了・引渡しまで)

  • 後年度(2年目)のスケジュールは予定です。
    詳細スケジュールは令和7年度事業の執行団体決定後に当該執行団体よりお知らせされます。

申請受理日から3週間を目途に交付決定を行います。交付決定を受けてから事業に着手し、定められた期限までに事業を完了してください。

<公募対象>

申請区分

対象住宅

単年度

複数年度

個人申請

新築注文戸建住宅

新築建売戸建住宅

対象外

法人申請

新築注文戸建住宅

対象外

対象外

新築建売戸建住宅

●:申請可

複数年度事業では、個人申請の新築建売戸建住宅は公募対象外です。

交付申請時の注意点

 交付申請の際には以下の点にご注意ください。

  • 1)

    11月5日より申請時に単年度事業、複数年度事業が選択可能となります。
    ZEHポータル上での申請タブが異なりますので、各事業の交付申請マニュアルをよく確認し、申請間違いがないよう十分に注意してください。
    ■複数年度事業:ZEHポータル・マニュアル〈 複数年度・交付申請編 〉

<ZEHポータル上の画面イメージ>

  • 2)

    誤って申請した場合、再度申請データを作成いただく必要があります。
    その間に公募終了した場合においても、個別対応はできません。
    交付申請の際には、必ず申請したい事業に間違いがないかよくご確認の上、申請してください。

  • 3)

    単年度事業、複数年度事業に関わらず、定められた期日までに補助事業が完了しない場合、補助金の支払いはできません。
    各事業のスケジュールを必ず確認してください。

おわりに

 交付申請に際しては、必ず公募ページをご確認ください。申請前にZEHポータルのアカウント発行が必要です。アカウント発行には不備のない申請書を受領してから3~7営業日ほどかかりますので、交付申請をご検討の場合、お早めにZEHポータルのアカウント発行依頼を行ってください。

戸建ZEH支援事業にかかるFAQ検索システムを設けております。ご不明点がございましたらこちらもご活用ください。また、よくあるご質問も公開しております。

ZEH情報では、今後もZEHに関する情報を掲載予定です。ぜひご覧ください。